日産:三菱自動車への巨額出資で最終調整、事実上傘下に-NHK

日産自動車は燃費不正問題を抱える三菱自動車に2000億円を超える規模の出資を行い、事実上傘下に収める方向で最終的な調整に入ったと、NHKが関係者の話を基に報じた。

  日産は三菱自が実施する第三者割当増資を引き受ける形で株式の34%を取得するという。両社は12日に取締役会を開いて資本提携を決めると、日本経済新聞は伝えた。

  自動車アナリストのメリーアン・ケラー氏(コネティカット州スタンフォード)は「三菱自動車がパートナーを必要としていることは理にかなう。技術革新が急速に進む世界でやっていくためのエンジニアリングリソースが、明らかに同社にはないためだ」と指摘。「同社は米国などの主要市場では常に着外馬とされてきたが、実際には東南アジアではそこそこのビジネスを営んでいるため、魅力的な資産はある」と述べた。

  三菱自は日本時間11日、当初の対象だった軽自動車4車種以外で、現在販売中の9車種や販売終了車種についても、正しい方法で燃費を算出していない可能性があると発表した。相川哲郎社長は会見で、共同開発して三菱自が生産・供給している日産自動車について「燃費目標を変えていくところには関与していない」と話した。益子修会長は、日産自とは今後も継続して一緒にやっていく方法を模索したいとした。

  ニューヨーク時間午後1時23分現在、三菱自動車の米国預託証券(ADR)は13%急伸の4.99ドル。日産のADRは1.8%安の18.25ドル。

原題:Nissan in Talks to Take Over Mitsubishi Motors, NHK Says (2) (抜粋)