欧州株:1週ぶり大幅安-連騰続かず楽観が後退

11日の欧州株式相場は1週間ぶり大幅安。指標のストックス欧州600指数を前日まで2日連続で押し上げていた楽観が後退した。

  オーストリアのライファイゼン・バンク・インターナショナルは10%急落。規制順守に対する圧力を和らげるために親会社による併合を検討していることを明らかにした。ドイツのエネルギー企業、エーオンは5.9%値下がり。電力価格の下落が響き、同社の1-3月売上高が減少した。公益事業銘柄は業種別指数の中で最大の下げを記録した。

  ストックス600指数は前日比0.5%安の334.74で終了。同指数は一時0.9%安まで売られたが、原油相場の上昇を受けて下げ幅を縮めた。

  バンクハウス・ランプ(デュッセルドルフ)のストラテジスト、ラルフ・ツィマーマン氏は「業績はこれまでのところまあまあだが、株価を実際に押し上げるほど十分な力強さはない」とし、「現状でまだ欠けているのは銀行株の力強い上昇で、これが株式相場を押し上げる重要な原動力となる」と語った。

  ストックス600指数は今年に入ってから8.5%下げている。業種別で年初来下落率が最も大きいのは銀行株だ。2月の安値以来、銀行株の上げ幅は指数全体を下回っており、年初来では依然22%安となっている。この日はイタリアのバンコ・ポポラーレとポポラーレ・ディ・ミラノ銀行(BPM)が大きく下げ、同国のFTSE・MIB指数を押し下げた。西欧の主要株価指数の中でギリシャのアテネ総合指数が最も下げた。

原題:Short Respite Ends as Europe Stocks Decline After Two-Day Gain(抜粋)