アジア・太平洋株式サマリー:H株反落、印株も下落-上海総合は上げる

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。

【中国・香港株式市況】

  香港に上場している中国本土株の指標、ハンセン中国企業株(H株)指数は11日に反落。中国経済が減速しているにもかかわらず、当局が追加刺激策を控えるとの観測が広がり、金融株が売られた。

  H株指数は前日比0.5%安の8443.67で終了。8営業日で7回目の値下がりとなった。中国平安保険(集団、2318 HK) や中国工商銀行(1398 HK)など金融銘柄の下げが目立った。ハンセン指数は0.9%安。

  本土市場では上海総合指数が0.2%高の2837.04で終了。消費関連株やヘルスケア銘柄を中心に買われた。上海市場の売買は2014年に度々見られた水準に減少している。CSI300指数は0.5%高。

  中国では3月の経済指標は改善したが、4月はその勢いが続かなかった。製造業購買担当者指数(PMI)や貿易統計は予想を下回った。一方、共産党機関紙の人民日報に中国の高い債務水準に対する匿名の当局者による警告が掲載されたことで、追加緩和期待が後退した。

  京華山一国際の調査責任者キャスター・パン氏(香港在勤)は、「市場は現在、景気回復を全く予想していないほか、預金準備率の引き下げや利下げなどの政策支援もあまり期待していない」と指摘した。

(上海総合指数のグラフ:SHCOMP <Index> GP YTD)
(ハンセン指数のグラフ: HSI <INDEX> GPO)

【インド株式市況】

  11日のインド株式相場は3日ぶりに下落。同国政府がモーリシャスとの租税条約を改正したことを受け、国外からの資金流入が減少するとの懸念が強まった。

  指標のS&P・BSEセンセックス構成銘柄のうち、インド最大の携帯電話サービス企業ブハルティ・エアテルは最もきつい値下がりとなった。製薬会社のドクター・レディース・ラボラトリーズとルピンも安い。発電機メーカーのバーラト重電機は1週間ぶり安値を付けた。高級車メーカーのジャガー・ランドローバーを傘下に置くタタ・モーターズは1カ月ぶり安値に沈んだ。

  S&P・BSEセンセックスは前日比0.7%安の25597.02で終了。寄り付き直後には1.4%安まで売られる場面があった。モーリシャスを利用した税金逃れを防ぐため、インド政府は租税条約を改正。規制当局のデータによれば、海外投資家が3月末時点で保有するインド資産22兆2500億ルピーのうち少なくとも10%はモーリシャスなど租税回避地を経由していた。

(S&P・BSEセンセックスの動向: SENSEX <Index> GPO D)

【オーストラリア株式市況】

  S&P/ASX200指数は前日比0.6%高の5372.29。

(S&P/ASX200指数のグラフ: AS51 <INDEX> GP)

【韓国株式市況】

  韓国総合株価指数は前日比0.1%安の1980.10。

(韓国総合株価指数の日中価格グラフ: KOSPI <INDEX> GIP)

【台湾株式市況】

  加権指数は前日比0.3%安の8135.56。

(台湾加権指数のグラフ: TWSE <INDEX> GP D)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE