シンガー氏:金相場の上昇は始まったばかり-中銀への信頼感低下で

  • エリオット率いる同氏:世界の通貨は「切り下げ」の可能性
  • ドラッケンミラー氏も通貨のうち金に最も多く資産配分と表明

エリオット・マネジメントを率いるヘッジファンド運用者で資産家のポール・シンガー氏は四半期ベースでここ30年で最高のパフォーマンスを示している金相場に関して、回復は始まったばかりである可能性が高いとの見方を示した。スタン・ドラッケンミラー氏ら世界の投資家が、前例のない金融緩和のインフレへの影響について検討していると表明している。

  シンガー氏は4月28日の顧客向け書簡で、「金を保有するのは非常に理にかなっている。他の投資家もようやく賛同し始めるかもしれない」と指摘。「投資家は世界の中央銀行当局者たちが完全に自国通貨の切り下げに重点を置いているという事実に本格的に対応し始めた。中銀の判断への信頼感が引き続き低下すれば、金価格への影響は非常に力強くなる可能性がある。1-3月(第1四半期)の金相場の動向は、こうした動きが終わるのではなく始まりつつあることを示しているのかもしれない」と述べた。

  金相場は1-3月に16%上げ、四半期ベースでは1986年以降で最大の上昇率を示した。長期的に高い成績を挙げている資産運用者の1人で資産家のドラッケンミラー氏は先週、ニューヨークで開かれた投資関連会議で、株式の強気相場は「力尽き」、通貨のうちに最も多く資産を配分していることを明らかにした。
  
原題:Singer Says Gold Rally Just Beginning as Central Bankers Doubted(抜粋)

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