JXHD:前期純損益2785億円赤字-従来予想より改善、石化好調で

JXホールディングスは11日、前期(2016年3月期)の純損益が2785億円の赤字だったと発表した。従来の会社予想と比較して赤字額は515億円改善。同社の決算発表資料によると、石油化学製品の利ざや(マージン)が改善したことや経費削減が寄与したという。

  純損益の赤字額はブルームバーグが集計したアナリスト8人の市場予想の平均(3356億円の赤字)よりも少なかった。同社は2期連続の赤字になったことについて、原油価格の下落によって多額の在庫評価損を計上したことや、銅鉱山や石油・天然ガス開発事業で減損損失を計上したことが影響したと資料で説明した。前期は在庫評価の影響により利益が2695億円圧迫された。営業損益が662億円の赤字だったのに対し、在庫影響を除いた営業損益は2073億円の黒字だった。

  今期(17年3月期)の純利益が1250億円、営業利益が2300億円になるとの予想も発表。原油価格の下落や円高などにより上流の石油・天然ガス開発事業では減益となるものの、エネルギー事業での石油製品のマージン改善や、金属事業で銅価格の変動が前期よりも緩和される見通しとなっており全体の利益を後押しする。

  同社は、業績予想の前提となるドバイ原油価格の見通しを1バレル=40ドル(前期実績は47ドル)、LME銅価格の見通しを1ポンド=230セント(同237セント)、為替相場を1ドル=110円(同120円)とした。

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