米ジェフリーズ、レンディングクラブに情報開示の改善を求めていた

インターネット経由のピアツーピア(P2P)融資会社、米レンディングクラブの最高経営責任者(CEO)辞任騒動が起こる数週間前、米投資銀行ジェフリーズ・グループはレンディングクラブに対し、ローン申請者への開示を改善するよう求めていた。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  ジェフリーズはローン債権を束ねて証券化する計画だった。しかし同行はその前にまず、ローンの申請者に対し、どのような権限が譲渡されるかを十分説明することをレンディングクラブに徹底させたいと考えた。いわゆる「法定代理権」を得ることで借り手の資産や収入に関する情報を入手でき、ローン契約をより迅速に締結することが可能になることを借り手側によりしっかりと開示するようレンディングクラブに求めた。

  この件に関して公の場でコメントできる立場にないとして関係者が匿名で明らかにしたところによれば、ジェフリーズは開示改善後に設定されたローンだけを証券に束ねるとレンディングクラブに伝えた。関係者の1人によると、レンディングクラブはそれまでの説明の文言でも明確だと考えたが、ジェフリーズの求めに応じて3月末に修正したという。

  レンディングクラブは9日、ローン債権2200万ドル(約23億9000万円)を投資家に不適切に販売し、その後、買い戻しせざるを得なくなったと発表。同社の創業者ルノー・ラプランシュ氏はCEOを辞任した。事情に詳しい関係者は同日、このローン債権はジェフリーズに売却されたと述べていた。

  ジェフリーズは1億5000万ドル以上のローン債権を証券化し、5月に投資家に販売する予定だった。事情に詳しい関係者1人によると、同行は状況の再検討を進める間、少なくとも暫定的にこの販売計画を先送りする。

原題:Jefferies Said to Have Pushed LendingClub to Fix Disclosures (1)(抜粋)