グレンコア、金属価格上昇に懐疑的になり始めた強気派に朗報示す

  • 亜鉛など一部の工業用金属の需要は供給を上回ると予想
  • ブルームバーグ・インテリジェンスの非鉄金属株指数は今年30%上昇

スイスの資源会社グレンコアの見方が正しければ、今年の鉱業株の回復は始まったばかりの可能性がある。

  グレンコアは10日、米マイアミで開かれた鉱業関連会議で、亜鉛など一部の工業用金属の需要が供給を上回るとの見通しを示した。供給過剰と3年間に及ぶ価格下落で金属生産は抑制されていた。世界最大の鉱山会社、オーストラリア・英系BHPビリトンは銅と原油生産への投資を拡大しており、価格回復を待ってはいないと述べている。

  グレンコアはウェブサイトに掲載した同会議用のプレゼンテーション資料で「亜鉛を中心に供給が再び構造的な不足に陥りつつある」と指摘。「現行価格での資源の品質と不足により、銅と亜鉛については供給面で引き続き課題がある」と述べた。

  減産に伴って金属価格が上昇する一方、世界最大の消費国である中国の経済への懸念が緩和していることから、ブルームバーグ・インテリジェンスが追跡している18社で構成する非鉄金属株指数は今年に入って30%上昇している。カナダのテック・リソーシズの株価は2倍余りに上昇し、同指数の上げを主導。スズ価格は年初と比較して18%、亜鉛は15%、それぞれ値上がりしている。銅はほぼ変わらず。

原題:Glencore Has Good News for Metal Bulls Starting to Doubt Rally(抜粋)

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