オンライン融資仲介事業者、監督を強化する必要-米財務省

  • 借り手と投資家にとって市場の透明性向上が明らかに必要-報告書
  • 業界監督の必要性検討で当局による作業部会の設置を勧告

米財務省は10日、オンラインを通じて融資を提供・仲介する事業者の商慣行について透明性向上が必要であり、米監督当局による新たな監視対象とすべき事業者もいるとする報告書を公表した。

  同省は報告書で、急成長するマーケットプレース融資業界の企業は融資に関する追跡データの公開データベースを開発する必要があり、中小企業に貸し出しする事業者については特に消費者保護の連邦法の適用を拡大すべきだとの見解を示した。

  資金の出し手である投資家と借り手とを仲介するマーケットプレース融資事業が、従来型の融資モデルを覆しかねない急成長を見せており、米監督当局はオンライン市場を介した融資に関心を強めている。オンデック・キャピタルやプロスパー・マーケットプレースなどの事業者はリターン低迷に見舞われており、業界大手の一角であるレンディングクラブは前日、不適切な行動が明るみに出て創業者兼最高経営責任者(CEO)が辞任に追い込まれている。

  米財務長官の顧問を務めるアントニオ・ワイス氏は10日の記者団との電話会見で、「借り手にとっても投資家にとっても市場の透明性向上が明らかに必要だ」と述べた。同氏によると、同業界を監督する必要性を検討し「規制の一層の明確化が市場に恩恵をもたらす分野」を見いだすため当局による作業部会の設置を財務省は促している。

原題:Online Lenders Already in Turmoil Facing U.S. Call for Rules (1)(抜粋)