グレンコアCEO:総額1兆ドルに上る鉱業投資ブームの教訓挙げる

  • 業界の成長はできる限り多くの金属を採掘することではない:CEO
  • 「成長に向け何もしないのが最良の結果を生むことも多い」

グレンコアのアイバン・グラゼンバーグ最高経営責任者(CEO)は、総額1兆ドル(約110兆円)に上る設備投資ブームで金属供給が過剰となったことを受け、鉱山業界が過去の過ちから教訓を学ぶことを望んでいる。

  グラゼンバーグCEOは10日のプレゼンテーションで、金属業界の成長はキャッシュフローと利益を意味するべきであり、できる限り多くの金属を採掘することではないと指摘。鉱山各社が銅や鉄鉱石などあらゆる金属の増産に向け現金をつぎ込んだ12年間の教訓を受け入れることで、利益は改善される可能性があると述べた。

  長年の借り入れによる鉱業投資で資源供給が大幅に過剰となる一方、中国景気が減速。金属価格下落を受け、鉱山各社は債務とコストの削減や資産売却を余儀なくされた。FTSE350鉱業指数の時価総額は5年間に70%余り失われた。

  グレンコアは将来の資本配分はより控えめで、現金収入に基づく必要があると指摘。

  プレゼンテーションのスライドで「将来は状況が異なる可能性がある。成長に向け何もしないことが最良の結果を生むことも多い」と説明している。

原題:Glencore CEO Lists Mining’s Mistakes After $1 Trillion Spree(抜粋)