米ステープルズとオフィス・デポが合併断念-連邦地裁の判断受け

更新日時
  • オフィス用品上位2社の合併差し止め求めた独禁当局の請求認める
  • 両社の株価は時間外取引で急落

米オフィス用品小売りのステープルズとオフィス・デポは10日、合併計画を断念した。業界上位2社の統合で他社の追随を許さない巨大企業が誕生するとの懸念から差し止めを求めていた米独禁当局の主張を連邦地裁判事が支持した。

  ワシントンの連邦地裁のエメット・サリバン判事は同日、63億ドル(約6900億円)規模の合併計画を差し止める命令を下した。米連邦取引委員会(FTC)は両社の統合を許せば競争が阻害されるとして差し止めの仮処分を請求していた。

  サリバン判事は請求を認めた理由について、FTCは「統合計画がオフィス用品の企業間取引顧客向け販売や流通における競争を大きく損なう合理的可能性があることを示す責任を果たした」と3ページから成る命令で説明した。

  ステープルズの株価は時間外取引で一時10%下落した後、売買停止となった。オフィス・デポの株価は26%安。

  オフィス・デポのローランド・スミス最高経営責任者(CEO)は地裁命令が下った後の発表文で、不服の申し立ては行わず、両社が5月16日付で合意を解消することを明らかにした。

  FTCが両社統合の阻止に動いたのは2回目で、1997年にも合併計画差し止めに成功していた。

原題:Staples-Office Depot Merger Collapses After Block by Judge (2)(抜粋)

(地裁命令や株価を追加して更新します.)
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