グーグルが基本ソフト(OS)「アンドロイド」搭載スマートフォンの30億回余りのアクティベート(有効化)で420億ドル(約4兆5800億円)の収入と210億ドルの利益を得た。グーグルがアンドロイド開発でプログラミング言語「Java (ジャバ)」のコードを許諾なく使用したことで著作権を侵害されたと訴えている米オラクルが10日の陪審裁判でこう指摘した。

  オラクルの弁護士ピーター・A.ビックス氏は同日の冒頭陳述で、これらのアクティベートはそれぞれ、ジャバを許諾なしに使用することに依存したものだと述べた。オラクルはグーグルを相手取り93億ドルの損害賠償を求めている。

  ビックス氏はサンフランシスコの連邦地裁陪審に対し、グーグルが「近道をすることができたのはオラクルを犠牲にしたからだ。自分の利益のために他人の所有物を無断で使用しないという極めて基本的なルールをグーグルは破った。これが今回の裁判の全容だ」と語った。

  今回の陪審評決は米国史上最大級のケースとなる可能性がある。オラクルが勝利すれば、ソフトウエアの保護や使用許諾の方法を大きく変え得る。

  女性8人、男性2人で構成される陪審は、グーグルが2006年にアンドロイド開発で許諾なしにジャバのコードを使用しオラクルの著作権を侵害したかどうかを判断する。アンドロイドは現在、世界のモバイル端末の8割に搭載されている。グーグルの親会社アルファベットのエリック・シュミット会長が10日に証人台に立ったほか、陪審はオラクル創業者のラリー・エリソン氏のビデオ録画証言も視聴する見込み。

  オラクルはグーグルがジャバの37件のアプリケーションプログラミングインタフェース(API)を対象とする著作権を侵害したと主張している。APIは開発者のプログラム作成で極めて重要な近道となる。    

原題:Google’s Take From Android Pegged by Oracle at $42 Billion (2)(抜粋)

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