米国債:上昇、入札は需要好調-世界的な低利回りで投資妙味

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11日の米国債市場は10年債が上昇。午後に入って実施された10年債入札では機関投資家からの需要が好調だった。最高落札利回りは約3年ぶりの低水準だった。

  10年債の入札(230億ドル)結果によれば、最高落札利回りは1.710%と、2012年12月以来の低水準で入札前の利回り予想を2ポイント下回った。機関投資家や外国の中央銀行を含む間接応札者の落札比率は73.5%と、過去最高だった。

  キャンター・フィ ッツジェラルドの金利ストラテジスト、ジャスティン・レデラー氏(ニ ューヨーク在勤)は、世界的に国債利回りがマイナスとなり、米国債の投資妙味が高まると指摘、「世界的な国債市場を見ると米国債が『割安』に見えるだろう。成長懸念や世界的な低インフレ、米金融当局が少なくとも9月までは引き締めを行わないとみられる点を考えるとなおさらだ」と述べた。

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp、1 bp=0.01%)低下の1.74%。同年債(表面利率1.625%、2026年2月償還)価格は99。

  プライマリー ディーラー(政府証券公認ディーラー)であるみずほセキュリティーズUSAの米国債トレーディング責任者、 ジェームズ・コンビアス氏(ニューヨーク在勤)は、ドル建て債を求めていた海外投資家が入札での需要をけん引したのだろうと語った。

原題:Treasury Auction Demand Surges as Investors Flee Negative Yields(抜粋)