ブラジル株:ボベスパ指数反発-大統領弾劾に向けた動きに再び勢い

  • 上院は11日に弾劾に関する採決を実施する見込み
  • 銀行のイタウ上昇がボベスパ指数の上げに最も寄与

10日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は反発。ルセフ大統領弾劾に向けた動きが再び勢いを取り戻したことが好感された。

  ボベスパ指数は7週間ぶりの大幅高となり、世界の株価指数の中で最高のパフォーマンス。通貨レアルも新興市場でメキシコ・ペソに次ぐ大きな上昇となった。ボベスパ指数とレアルは前日、同国下院のマラニョン議長代行が先月の弾劾採決は無効だと主張したことから下落していた。マラニョン氏はその後、その主張を撤回することを声明で明らかにした。同国上院は弾劾に関する採決を11日に行う見込みだ。

  ボベスパ指数は前日比4.1%高の53070.91で取引を終了。ブルームバーグが調査する90余りの株価指数の中で最高のパフォーマンスだった。指数を構成する59銘柄のうち57銘柄が上昇した。銀行のイタウ・ウニバンコ・ホールディングの上昇が同指数の上げに最も寄与した。イタウは6.3%高。ブラジル石油公社(ペトロブラス)は7.7%の値上がり。食品加工のブラジル・フーズ(BRF)は7.4%高。同国紙バロール・エコノミコが国外での投資再開を計画している米タイソン・フーズの幹部が1カ月前に同社を訪問したと伝えたことが材料視された。レアルは1.2%高の1ドル=3.4764レアル。

  インフィニティ・アセット・マネジメントのチーフエコノミスト、 ジェイソン・ビエイラ氏(サンパウロ在勤)は「ルセフ大統領の弾劾はほぼ確実という市場のシナリオが復活した」と話した。

原題:Brazil Real, Stocks Rally as Impeachment Push Regains Momentum(抜粋)

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