アルミ生産2位のルサール、中国の輸出減を予想-国内消費は拡大へ

世界で消費されるアルミの約半分を生産する中国の今年のアルミ輸出は昨年から減少が見込まれている。生産の拡大ペースはここ5年で最も遅く、価格回復も製錬業者の大幅な設備稼働再開にはつながっていない。中国に続くアルミ生産2位ロシアのUCルサールのオレグ・ムハメドシン副最高経営責任者(CEO)が述べた。

  ムハメドシン副CEOは上海で10日開かれた会合前に電子メールで、「最近の価格上昇が中国での大規模な稼働再開につながるとは考えていない」と述べ、「今の相場水準では稼働していない設備の大半は採算が取れていないままだ」と話した。

  上海市場でアルミ価格は年初来10%値上がりした。政策当局者が成長促進を表明し、信用緩和が不動産市場の回復を刺激したことが背景にある。政府統計によれば、中国のアルミ生産は今年1-3月期に2%減の734万トンだが、輸出は4月までに10%減少して148万トンだった。

  同氏は中国の今年のアルミ需要は生産を上回るとみており、順調な国内市場を背景に輸出は抑制されるとみている。同氏によればアルミ消費は7%増の3240万トン、生産は4.6%増の3320万トンが見込まれている。

  ムハメドシン氏は会合で、大規模な設備再稼働が起これば、相場が再び下落するのは避けられず、価格・収益性の向上が損なわれるだろうと指摘。中国のアルミ消費は2020年までに少なくとも4000万トンに拡大するとみられているが、伸び率は低下しアルミ業界は需要減速に対して戦略の転換が必要だと述べた。 

原題:Second-Biggest Aluminum Maker Sees Chinese Exports Slowing (2)(抜粋)

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