クレディ・スイス株が大幅高-コスト削減に自信、資産圧縮加速も

更新日時
  • 処分目指すリスク加重資産、18年末までに70%減らす計画は順調
  • 普通株ティア1自己資本比率、前四半期と同水準の11.4%を維持

スイスの銀行、クレディ・スイス・グループの株価が10日のチューリヒ市場で大幅高となった。ティージャン・ティアム最高経営責任者(CEO)は計画通りのコスト削減の達成に自信を示したほか、保有を望まない資産の圧縮が従来の想定より迅速に進む可能性があるとも述べた。

  株価は一時6.4%高となり、5%高の14.10フランで終了した。1-3月(第1四半期)の純損益は3億200万スイス・フラン(約340億円)の赤字で、赤字幅はブルームバーグがまとめたアナリスト10人の予想平均の3億4400万フランを下回った。

  トレーディングを手掛ける部門は高リスク証券での評価損で赤字となったものの、3月末の普通株ティア1(CET1)自己資本比率は11.4%と、昨年末並みを維持した。

  フォントベルのアナリスト、アンドレアス・ベンディッティ氏は「CET1比率がこの日の発表の鍵だ。リスク加重資産を圧縮したおかげで同比率を維持することができた」と評価した。

  同行は2016年中に目指している経費14億フランの純削減について、第1四半期中に半分以上進展したとし、年末までに総額ベースで17億フランという目標通り、またはそれ以上減らせるとの見通しを示した。プレゼンテーションによると、5月10日の時点で、今年計画している6000人の人員削減のうち既に3500人を減らしている。

  売却を目指す資産を集めたストラテジック・リゾリューション部門(SRU)では、リスク加重資産額が前四半期に比べ11%減少。18年末までに約70%減らす計画は「順調」だとしている。

原題:Credit Suisse Jumps as CEO Signals Cost Cuts, Capital on Track(抜粋)
Credit Suisse Jumps as CEO Signals Cuts, Capital on Track (1)

(第2段落に株価終値を追加します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE