百度CEO、従業員に対応呼び掛け-大学生死亡で中国当局が対策指示

  • 百度は広告で被害に遭った顧客に補償するための基金を設立
  • 利用者の信頼失えば破綻と、李CEOは危機感を示す

中国の検索サイト運営会社、百度(バイドゥ)の李彦宏最高経営責任者(CEO)は従業員に対し短期的な利益ではなく企業としての存在価値を重視するよう呼び掛けた。百度の検索サービスで見つかった有料の医療広告に基づく治療を受けた21歳の大学生が死亡し、同社を創業した李氏は最大の危機に直面している。

  大学生の死亡後、中国のサイバースペース管理当局は消費者保護の新たな措置を命じた。調査で百度側が支払いを受けている広告の内容が利用者を欺いたことが判明し、百度はページごとの広告数に制限を設ける。

  李氏は従業員宛ての書簡で、「ユーザーの信頼を失い、価値をはき違えるようなことがあれば、百度は30日後の破綻もあり得る」と指摘した。この書簡はウェブサイトの新浪網に掲載され、百度が確認した。

  中国当局は大学でコンピューターサイエンスを専攻していた魏則西さんの死亡を調査。魏さんは百度の検索を通じ珍しい型のがんに対する治療方法を探していた。

  百度は広告で被害に遭った顧客に補償するための10億元(約167億円)の基金設立を発表するとともに、ユーザーからの評価を基に検索結果を見直す部署を設置した。李氏は「これらの措置は収入に打撃となる可能性があるが、断固たる行動を取る必要がある。これがなすべき正しいことだと信じているからだ」とコメントした。

原題:Baidu’s Li Urges Focus on Values Amid Paid Advertising Crisis(抜粋)

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