クレディS、トレーディング部門赤字-高リスク資産、約80%圧縮

更新日時
  • グローバルマーケッツ部門は6.49億ドルの赤字、収入急減
  • ディストレスト債とCLO資産の約80%を1-3月に売却

クレディ・スイス・グループでは、スイスとアジア太平洋地域以外のトレーディング業務を行うグローバルマーケッツ部門が1-3月で2四半期連続の税引き前赤字となった。ティージャン・ティアム最高経営責任者(CEO)は昨年来で7億ドル(約760億円)余りの損失をもたらした高リスク資産について大半を処分するなど、同部門の再編を進めている。

  10日のプレゼンテーションによると、ティアムCEOは同部門保有の融資担保証券(CLO)を2015年末に比べ81%、ディストレスト社債を同79%減らした。人員も1000人削減した。同部門の税引き前損益は6億4900万ドルの赤字。前年同期は8億9100万ドルの黒字だった。資産の時価評価に伴う評価損4億300万ドルを計上、そのうち3億5700万ドルが流動性の低いトレーディング資産に関するものだった。

  80億ドル規模の「撤退」を断行したものの、同部門のリスク加重資産額は730億ドルで前年同期から変わらず。オペレーションリスクが増したためで、同行は年内に600億ドルまで圧縮する方針。部門収入は前年同期比62%減の9億7200万ドルだった。

  ティアムCEOとデービッド・マザーズ最高財務責任者によれば、約5億9800万ドル相当のディストレスト債と2億ドル相当のCLOをまだ保有している。これらの処分に伴う「損失が続く」ことを予想しているとマザーズCFOが述べた。

  助言と引き受け業務を行う投資銀行・資本市場部門の税引き前損益は1億400万ドルの赤字となり、前年同期から赤字幅が2倍余りに拡大した。収入はほぼ変わらずだったものの、石油・ガス業界の顧客向け融資を中心に不良債権関連費用として5500万ドルを計上した。

原題:Credit Suisse Trading Falls as Thiam Slices ‘Ugly Ducklings’ (1)(抜粋)

(第2段落に加筆し第4、5段落を追加します.)
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