熊本地震の補正予算は7780億円、国債利払い費減額で-与党関係者

  • 熊本地震復旧等予備費に7000億円、災害救助等関係費780億円
  • 補正予算は週内にも国会提出予定、早期成立必要と安倍首相

政府が今週中の国会提出を目指している熊本地震の災害復旧のための2016 度補正予算案の総額が7780億円になることが分かった。複数の与党関係者が明らかにした。財源は国債金利低下に伴う利払い費の減額で全額賄い、新規国債の発行は見送る。

  内訳は、災害救助等関係費が780億円、熊本地震復旧等予備費として7000億円をそれぞれ計上する。安倍晋三首相は10日昼の政府与党連絡会議で被災地の復旧、復興へ「先手、先手でできることはすべてやる」と発言。被災者の住居の確保など「迅速かつ決め細やかな支援策を講じる」と語った。そのため、「今週末にも提出予定の補正予算を早期に成立させる必要がある」と語った。

  安倍首相は4月24日の非常災害対策本部会議で補正予算案の編成を表明。住宅の確保や生活再建支援金の支給など被災者支援に必要な経費を計上するほか、熊本地震復旧等予備費も創設し、「被災者の事業再建、道路、施設等のインフラ復旧やがれき処理などを迅速に進めていくための十二分の備えを整えたい」と語っていた。麻生太郎財務相は9日の国会答弁で、補正予算案を13日に国会に提出する見通しを示した。