米TPGが08年以来のLBOファンド-1兆1400億円規模

  • ジム・コールターCEOがNYでインタビューに応じた
  • TPGは成長株事業や与信、不動産事業を拡大している

TPGが前回レバレッジド・バイアウト(LBO)ファンドを投入したのは、金融市場の混乱が始まったばかりの2008年だった。危機時に幾つもの大きな損失を被ったTPGは今、105億ドル(約1兆1400億円)と規模をほぼ半分にして新たなLBOファンドを始めようとしている。

Jim Coulter, chairman of TPG Capital

Ahead: 2015 conference in Washington, D.C., U.S., on Friday, Nov. 14, 2014.

  TPGの共同最高経営責任者(CEO)を務めるジム・コールター氏(56)はニューヨークで同社の成長株事業に資金を投じる投資家と会っている。同氏はインタビューで、「問題は規模ではない。やり方だ」と述べた。

  同事業の投資先は携帯端末アプリを利用した配車サービスを手掛けるウーバー・テクノロジーズや音楽配信サービスのスポティファイなど。多くの未公開企業のCEOはニューヨークを拠点としているが、TPGの主要拠点はサンフランシスコとテキサス州フォートワースだ。

  金融危機後、プライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社TPGの共同創業者であるコールター、デービッド・ボンダーマン両氏は同社を代替資産運用会社に静かに変貌させてきた。米ブラックストーン・グループのように与信や不動産、ヘッジファンド事業を手掛け、大手企業向けに運用する「重要なシフト」だとコールター氏は説明した。

  TPGは昨年10月、元ゴールドマン・サックス・グループ幹部のジョン・ウィンケルリード氏を共同CEOとして採用した。ボンダーマン氏(73)は14年に会長に就いている。

原題:TPG Raises $10.5 Billion for First Buyout Fund Since 2008 Crisis(抜粋)