マンハッタンに高級介護施設を計画中-生活水準の高い高齢者向け

  • 米ウェルタワー、56番地とレキシントン街に位置する場所で建設予定
  • 入居者の月間費用は部屋代や医療費、食費を含め2万ドル強

マンハッタン地区で最新の高齢者向け施設がパークアベニューの数ブロック先に建設される見込みだ。

  時価総額で米最大の高齢者向け住宅オーナーであるウェルタワーは、高齢者や認知機能に問題がある人たちにとって選択肢が少ないニューヨークへの進出を目指している。先月には、56番地とレキシントン街に位置する用地の購入で高級物件開発のハインズと提携。マンハッタン居住者で介護や認知症ケアを必要とする富裕層向けの物件を計画中だ。

  ウェルタワーのトーマス・デロザ最高経営責任者(CEO)はインタビューで「88番地とパークで人生を送ってきた人にあなたが突然、『私が確保できる中で最も近い介護施設だからコネティカット州ニューケイナンに転居させる』と言っても、受け入れられない。それは殺人行為だ」と語った。

  デロザCEOは土地価格をここ数年押し上げてきた高級マンション市場の鈍化によってウェルタワーがマンハッタンに進出する機会が出てきたと指摘。同社とハインズは2区画を1億1500万ドル(約125億円)で購入。そこに15階建て施設を建設する計画だ。

  土地価格が過去最高を記録し建設費も急騰しているマンハッタンで建設されるいかなる施設の例に漏れず、今回の施設の利用料も特別なものになりそうだ。デロザCEOによると、部屋代や医療費、食費を含めた入居者の月間費用は2万ドル強の見込み。

原題:Manhattan Tower Planned for Seniors Accustomed to Luxury Living(抜粋)