ブラジル株:ボベスパ指数下落-下院で大統領弾劾を妨げる動き

  • 下院議長代行が弾劾採決のやり直しを行う意向を示す
  • 上院議長は弾劾プロセスを進める考えを表明

9日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は下落。ルセフ同国大統領弾劾の取り組みを妨げる動きが見られたことから、今年に入って上昇してきた株価と通貨レアルの今後に懸念が高まり、ブラジル市場は混乱に陥った。

  ボベスパ指数は一時、前週末比3.5%安を付け、通貨レアルも4.6%安となる場面があった。これは2011年9月以降で最大の下落。ブラジル下院の議長代行は先月の弾劾手続きに不正があったとして無効を求める要請を受け入れ、新たな採決を行う意向を示した。しかし同国上院は弾劾プロセスを進めることを決定。上院は今週、弾劾に関する採決を実施する予定になっている。カリェイロス上院議長は弾劾プロセスを進める考えを表明した。

  パニック後にブラジル資産は下げ幅を縮小し、ボベスパ指数は前週末比1.4%安の50990.07で取引を終了。レアルは0.4%安の1ドル=3.5164レアル。ブラジル石油公社(ペトロブラス)は6%、鉄鉱石生産最大手のヴァーレは8.6%それぞれ下落。食肉加工のJBSは4.3%下げて1月以来の安値を付けた。

  ローレッサ・アドバイザリーのパートナー、ニコラス・スピロ氏は「ブラジルに対するセンチメントの急速な改善は感情的にあおられた政権交代への期待による相場上昇であり、当初から説得力があるようには決して見えなかった」と語った。  
  
原題:Brazil Markets Thrown Into Disarray as Impeachment Vote Annulled(抜粋)

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