加バリアント、薬局に販売奨励金数千万ドルを申し出-米上院委の文書

苦境に陥っているカナダの製薬会社バリアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナルは、同社製品を販売する特殊医薬品専門薬局に数千万ドル(数十億円)規模のインセンティブ(販売奨励金)を申し出ていたことが、米上院の委員会が公表した文書で明らかになった。バリアントは同薬局との関係を開示していなかった。

  818ページに及ぶ文書は、バリアント株価急落の核心である薬局フィリドーRXサービシズとの資金をめぐる取り決めについて、新たな洞察を与えた。経営は独立しているとバリアントが主張していたフィリドーは、既に業務を停止している。同文書は4月27日の公聴会を前に上院の高齢者対策特別委員会が精査した情報の一部。

  同文書ではまた、ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイでバリアントを批判していたチャーリー・マンガー副会長から支持を取り付けようと、投資家ビル・アックマン氏が水面下で動いていたことも明らかになった。

  議会に提出された電子メールによれば、アックマン氏は2015年4月、バフェット氏に書簡を送り、バリアントのマイケル・ピアソン最高経営責任者(CEO)とバフェット氏、バークシャーのチャーリー・マンガー副会長との会合設定を依頼した。その少し前、マンガー氏はバリアントによる一連の企業買収を公に批判していた。

  バフェット氏のアシスタントのアカウントから送信された電子メールによれば、バフェット氏は「私自身はこの件に関与したくない」とした上で、「すでにお気づきかとは思うが、チャーリーは常に自分で判断を下す。それを変えさせるのは容易なことではない」とけん制した。

  アックマン氏はこの記事に関するコメントを避けた。バークシャーの担当者はコメントの求めに応じていない。

  バリアントも文書の詳細についてコメントを避けた。

原題:Valeant Offered Pharmacy Millions in Bonuses, Contracts Show (1)(抜粋)

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