トランプ氏:米国債、条件再交渉もあり得るとの先週の発言を撤回

  • 「紙幣を印刷するのだから」決してデフォルトにならない
  • 市場環境の有効活用を示唆しただけだと弁明

米大統領選で共和党候補の指名獲得を確実にしたドナルド・トランプ氏は、経済が悪化した場合には米国債務の再交渉を行うとする先週の発言を撤回した。

  トランプ氏は9日、CNNに対し、有利な条件で債務を買い戻したり、長期債に借り換えたりすることでコストを節減するなど、単に有利な市場環境の活用を示唆しようとしただけだと弁明した。

  「国債を割安に買い戻すことが可能ならば、つまり金利が上昇した場合に債券を安く買い戻せるならば、国としての流動性が十分であるなら、そうするべきだと私は発言した」と同氏は説明した。

  債権者が損失を被るデフォルト(債務不履行)あるいは強制的な債務再編をトランプ氏は好むとの受け止め方は「ばかげている」と一蹴。「紙幣を印刷するのだから、決してデフォルトになるようなことにはならない」と続けた。

  同氏は5日、CNBCで、「非常に低いレートで長期で借り入れるための再交渉はあり得る」と述べ、強い反発を引き起こした。

原題:Trump Backtracks on Proposal to Renegotiate U.S. Debt(抜粋)