ECB副総裁:米利上げ再開に期待、世界のアニマルスピリッツ高める

シカゴ連銀総裁のエバンス総裁と欧州中央銀行(ECB)のコンスタンシオ副総裁はともに、それぞれの政策の成果を見極める時間を求めた。ただ、コンスタンシオ副総裁は米国の利上げは世界経済が必要としているシグナルだと述べた。

  エバンス総裁は9日のロンドンでのパネル討論会で、連邦公開市場委員会(FOMC)の利上げ休止は「慎重を期しているだけだ」とし、米経済のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)が健全な状態が続けば年内に利上げが再開されるだろうと語った。

  コンスタンシオ副総裁はそうであることを望むと発言。米国の利上げ再開は、需要喚起と成長促進に「金融政策が非常に効果的であり得るという重要な証拠になる」とし、「あらゆる国・地域でのアニマルスピリッツを高めるだろう」と話した。

  エバンス総裁は米経済が今年の残りの期間、2.5%程度のペースで成長し、失業率は4.75%まで下がるとの見方を示した。「金融政策について様子見を続けることは、経済成長が持続し、労働市場がさらに強まり、賃金がより速いペースで上昇し始めることを確実にするために適切な対応だ。これら全てが最終的に、現在は低いインフレ率を2%というわれわれの目標に戻すだろう」と語った。

  コンスタンシオ副総裁は「われわれはもちろん、最新の景気刺激措置の効果を見極めなければならず、効果が表れるには時間がかかる」とした上で、「同時に、外部状況の新たな展開への警戒を続ける必要がある」と述べた。

原題:Fed’s Evans Urges Caution as ECB Seeks Return of Animal Spirits(抜粋)