アジア・太平洋株式サマリー:上海総合が続落-ハンセン、インド上げる

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。

【中国・香港株式市況】

  9日の中国株式相場は続落。上海総合指数は2営業日で2月以来の大幅な下げとなった。商品関連株や工業銘柄を中心に売られた。貿易統計が予想を下回る内容となったほか、中国共産党の機関紙、人民日報が1面の記事で債務増加について警告した。

  上海総合指数は前週末比2.8%安の2832.11と、3月11日以来の安値で終了。先週末6日も2.8%値下がりした。素材株の指数は約2カ月ぶりの安値。CSI300指数は2.1%安で引けた。人民日報は中国が銀行の不良債権を直視すべきであり、レバレッジ解消を短期的な成長より優先する必要があると主張した。

  8日発表の中国の4月の輸出はドルベースで前年同月比1.8%減。 輸入は1年6カ月連続の前年割れとなった。

  南華金融の岑智勇シニアストラテジスト(香港在勤)は「中国貿易統計でドルベースの輸入は予想より悪かった」と指摘。「サービス経済は重要になりつつあるものの、内需は悪化しつつある。このことは中国経済にマイナスのシグナルを発し、A株の圧迫材料となっている」と述べた。

  江西銅業(600362 CH)は3.8%下げ、中国アルミ(チャルコ、601600 CH)は4.4%安。三一重工(600031 CH)は6%安と、2月25日以来の大幅な下げ。石炭会社の山西西山煤電(000983 CH)とエン州煤業(600188 CH)は共に10%安。

  香港市場ではハンセン中国企業株(H株)指数が0.3%安で終了し、6営業日続落。ハンセン指数は0.2%高で引けた。

(上海総合指数のグラフ:SHCOMP <Index> GP YTD)
(ハンセン指数のグラフ: HSI <INDEX> GPO)

【インド株式市況】

  9日のインド株式相場は1カ月ぶり大幅高となった。経済関連法案の議会審議がはかどるとの楽観に加え、米当局の利上げが段階的になるとの観測からアジア全体で株高となった流れを引き継いだ。

  二輪車メーカーのバジャジ・オートとヒーロー・モトコープの上げが目立った。ICICI銀行とアクシス銀行が共に3%強上げたほか、住宅金融でインド最大手のハウジング・デベロップメント・ファイナンス(HDFC)は4カ月ぶり高値まで買い進まれた。電力会社NTPCは1カ月ぶり大幅上昇となった。

  指標のS&P・BSEセンセックスは前週末比1.8%高の25688.86で終了。アジアの主要株価指数の中で上昇率首位だった。

(S&P・BSEセンセックスの動向: SENSEX <Index> GPO D)

【オーストラリア株式市況】

  S&P/ASX200指数は前週末比0.5%高の5320.70。

(S&P/ASX200指数のグラフ: AS51 <INDEX> GP)

【韓国株式市況】

  韓国総合株価指数は前営業日比0.5%安の1967.81。

(韓国総合株価指数の日中価格グラフ: KOSPI <INDEX> GIP)

【台湾株式市況】

  加権指数は前週末比0.2%安の8131.83。

(台湾加権指数のグラフ: TWSE <INDEX> GP D)

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