中国の貿易インボイス水増し悪化か-香港からの輸入が過去最大の伸び

中国が抱える貿易インボイス(送り状)水増しという問題は悪化しているようだ。

  8日発表の統計によれば、4月の香港からの中国輸入は前年同月比204%増と、過去最大の伸びを記録した。輸入額は21億ドル(約2260億円)相当と比較的小さいが、本土外への資金移動の抜け穴として貿易取引が使われているとの懸念が強まっている。中国の預金者や企業の間に人民元の先安観が広がる中で、ハードカレンシーに対する需要は旺盛だ。

  ナティクシスの大中華圏担当シニアエコノミスト、アイリス・パン氏(香港在勤)は「人民元がドルに対し下落するとの見方がある限り、大規模な資金流出がありそうだ。資本勘定がまだ半分閉じられていることから、貿易が引き続き資金流出の影の経路であり続けるだろう」と述べた。

原題:Chinese Imports From Hong Kong Raise Red Flag Amid Yuan Worries(抜粋)

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