米アマゾン、即日配達サービスで人種間の格差解消へ-苦情に対応

  • 黒人議員連盟が状況を注視しているとアマゾンに通告していた
  • ブルームバーグの分析で一部都市における人種間格差が明らかに

米インターネット通販のアマゾン・ドット・コムは27都市圏で展開する即日配達サービスで格差を解消する方針だ。マイノリティが住む地域の一部がサービス対象から除外されているとの苦情に対応する。

  アマゾンの計画は連邦議会の黒人議員連盟(CBC)が入手した資料で明らかになった。議会の黒人議員を代表するCBCは状況を注視しているとアマゾンに通告し、即日配達地域の境界を米連邦取引委員会(FTC)が調査するよう求める呼び掛けを支持していた。

  同社は資料で「プライムの即日配達サービスを、現在対象となっている27都市圏の全ての郵便番号に間もなく拡大する。全ての郵便番号への配達が確実に可能になるまで新しい地域で同サービスを開始しない」と表明した。資料はCBCが入手し、ブルームバーグ・ニュースと共有した。

  アマゾンの広報担当者クレイグ・バーマン氏はコメントを控えた。

  ボビー・ラッシュ下院議員(イリノイ州、民主)はFTCに調査を求めたほか、この問題について下院で発言。その後アマゾンはラッシュ議員宛ての書簡で、数週間以内にシカゴのサウスサイドでサービスを提供すると表明した。

  ブルームバーグ・ニュースの分析では、サービス対象地域のアトランタやボストン、シカゴ、ダラス、ニューヨーク、ワシントンで黒人が白人に比べてサービスを受ける機会が少ない可能性が明らかになり、人種間の格差が浮き彫りになっている。

原題:Amazon to Fill All Racial Gaps in Same-Day Delivery Service (1)(抜粋)