タカタリコール拡大、追加費用6700億円にも-ジェフリーズ試算

  エアバッグ問題でタカタが米当局とリコール(無料の回収・修理)拡大に合意したことで、追加リコール費用は6700億円規模になるとジェフリーズ・グループはみている。

  ジェフリーズの中西孝樹アナリストは先週のリポートで、米運輸省道路交通安全局(NHTSA)が先週発表したタカタ製エアバッグ・インフレータ(膨張装置)の追加リコールについて、日本などでも同様の対応がなされ、自動車メーカーは必要な引当金を計上することになろうとした。相安定化硝酸アンモニウムを使い乾燥剤のない前席エアバッグインフレータのうち、米で回収対象となっていない全てについて新たに回収対象に含めることにタカタが合意したことで、追加リコール対象となる車両は5500万台、費用が6654億円になるとの見方を示した。

  中西氏は硝酸アンモニウムを使ったエアバッグインフレータはこれまで1億1300万個製造され、そのうち乾燥剤なしが6400万個、乾燥剤入りは4900万個とし、今後リコール対象が乾燥剤入りにも拡大した場合、リコール費用総計は2兆3000億円規模に拡大するとの見方を示した。

  国土交通省自動車局リコール監理室の佐橋真人室長は、これまで日米でタカタ製エアバッグに関するリコール範囲は同じだったと指摘し、日本でも自動車メーカーが自主的に対応することで米国と「同じようになるのではないか」と話した。ホンダ広報担当の建部輝彦氏は電話取材に、米国での拡大を受けて追加リコールを検討中と述べた上で、台数は未確認とコメントした。

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