ゴールドマンが米ドル高見通し修正、豪ドルやアジア通貨安で利益狙う

  • 豪中銀の利下げを受けて豪ドルが対NZドルなどで下落すると予想
  • 「われわれはディレクショナルリスクを減らした」とモフィット氏

ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントは、米ドルの対円とユーロでの上昇見通しを下方修正した後、世界の主要通貨を対象にレラティブバリュー戦略で利益を得ようとしている。

  ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのアジア太平洋債券責任者フィリップ・モフィット氏は、米連邦準備制度が25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の追加利上げを年内に決定する可能性がなお高いとしながらも、雇用統計が期待外れとなれば利上げ時期が来年にずれ込み、米ドルの魅力が低下する可能性があると分析した。1兆米ドル(約107兆円)を上回る資産を管理・運用する同社は、これまでは年内最大2回の米追加利上げを予測していた。

  オーストラリア準備銀行(中央銀行)が政策金利を年内に1.5%に引き下げると予想される状況で、同社はニュージーランド・ドルとカナダ・ドル、スウェーデン・クローナに対し、豪ドルが下げる方向に賭ける投資を行い、中国経済が減速する中で韓国ウォンと台湾ドル、マレーシア・リンギットなどアジア通貨の下落からも利益を得ることを目指している。

  モフィット氏はシドニーから電話インタビューに応じ、「われわれはディレクショナル(方向性をめぐる)リスクを減らし、レラティブバリュー型のトレードはさらに大きく増やしている」と語った。

原題:Goldman Fund Manager Trims Dollar Bets as Rate-Rise Outlook Dims(抜粋)