【個別銘柄】黒字転換の三井海洋開高い、三菱重も上昇、ベネッセ急落

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  三井海洋開発(6269):前営業日比14%高の1859円。2016年1-3月期(第1四半期)純損益は35億1500万円の黒字だった。前年同期は2億7100万円の赤字。浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備(FPSO)の建造工事が進ちょくしたほか、リース事業を手掛ける持分法適用関連会社の利益増、法人税等の負担減少も寄与した。

  三菱重工業(7011):5.3%高の402.3円。17年3月期営業利益は前期比13%増の3500億円を見込むと9日午後に発表した。アナリスト予想平均は3337億円。主力のエネルギー・環境や機械・設備システム事業で増収増益と予想した。

  ベネッセホールディングス(9783):20%安の2497円。16年3月期純損益が従来計画していた38億円の黒字から82億円の赤字に転落したようだと発表した。進研ゼミ 事業の 販売費を見直し前年並みの水準としたことなどが響いた。同時に進研ゼミの4月会員数が前年同月比11%減の243万人になったと発表。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では同4.2%増の283万人に回復すると見込んでいたことからネガティブサプライズだと指摘。教育業界における競争が同証の想定以上に激化している印象との見方も示した。

  双日(2768):8%高の230円。17年3月期純利益は前期比9.5%増の400億円となる見込みと9日午後に発表。航空産業・情報分野やプラント関連など環境・産業インフラ分野の伸びを想定している。

  LIXILグループ(5938):5%安の2067円。17年3月期営業利益(IFRS)は560億円の見通しと9日午後に発表した。市場予想は967億円。消費者の不動産購買態度指数が横ばいであることなどから先行きは不透明とした。

  ニチイ学館(9792):9.1%安の710円。16年3月期営業損益は8億円の赤字と、従来計画していた2億円の黒字を下回ったもようだと発表。主力の介護部門や医療関連部門が計画下振れた。野村証券は事業収益性改善への道は険しいなどと指摘し、目標株価を700円から500円に引き下げた。投資判断は「ウエート下げ」継続。

  小野薬品工業(4528):3.7%高の5145円。16年3月期営業利益は従来計画を25%上回る300億円になったようだと6日発表した。アナリスト予想平均279億円を上回る。抗悪性腫瘍剤「オプジーボ点滴静注」の製品売上高が前回予想を上回る一方で、研究開発費や販管費が想定を下回る。

  キリンホールディングス(2503):3.6%高の1771.5円。SMBC日興証券は、新経営陣による経営改革は本物との見方から、投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」、目標株価を1670円から2010円に引き上げた。また、国内清涼飲料事業とブラジル事業の営業損益予想を増額したが、同社が業績予想へ十分に反映できない改革の成果が表面化する可能性もあるとも指摘した。

  ユナイテッドアローズ(7606):4.6%安の4315円。6日発表した小売りとネット通販の既存店売上高は前年同月比0.5%減だった。女性向け服飾雑貨が振るわなかったことや宝飾ブランド「クロムハーツ」などに免税需要の鈍化が見られた。

  ジェイアイエヌ(3046):4.1%安の3900円。4月度の月次売り上げ状況を6日に公表、既存店は前年同月比0.4%減だった。前年4月はテレビ番組放映の効果で売上高が急激に伸びたため、その反動が出た。既存店の前年割れは昨年3月以来。

  ネクシィーズ(4346):500円(22%)高の2730円とストップ高。15年10月-16年3月期経常利益は前年同期比3倍の7億円強になったようだと7日付の日本経済新聞朝刊が報じた。発光ダイオード(LED)照明のレンタル事業が飲食店やホテル向けに伸びたという。

  大末建設(1814):10%高の830円。16年3月期の連結純利益は前の期比39%増の22億7000万円だった、と6日に発表。売上高は7.5%増と3期連続の増加、工事採算性の向上で売上総利益率も上昇した。17年3月期は4.9%増収、純利益は3.9%増の23億6000万円を見込む。

  アース製薬(4985):3.9%高の4800円。1-3月期(第1四半期)の連結営業利益は前年同期比24%増の34億6300万円だった、と6日に発表。昨秋発売の洗口液「モンダミンプレミアムケア」など口腔衛生用品を中心とした日用品部門の伸びが寄与した。前期比27%増の51億円を見込む16年12月通期計画に対する進捗(しんちょく)率は68%。

  じもとホールディングス(7161):3.7%高の140円。16年3月期の連結経常利益は52億円と、従来計画の36億円から上振れたもようと6日に発表。子会社のきらやか銀行で有価証券関係損益が増加、仙台銀行では資金利益が増えた一方、与信関連費用が計画を下回った。前の期比では減益率が47%から23%に縮小する。

  夢真ホールディングス(2362):6.5%高の671円。6日に発表した15年10月-16年3月期(上期)の連結営業利益は前年同期比4.7%減の12億1100万円。建設技術者派遣、エンジニア派遣両事業で採用コストが増加した影響が出たが、営業利益額は第1四半期の4億4700万円から第2四半期は7億6400万円に増えており、回復傾向を好感する買いが入った。

  

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