ギリアドCEO、買収に意欲-新薬候補充実へ重要な取引行うべき時だ

  • 3月に就任したミリガンCEOが本社でインタビューに応じた
  • 主力のC型肝炎薬の販売鈍化めぐる懸念解消が課題

ジョン・ミリガン氏は1990年に科学研究員として米ギリアド・サイエンシズに採用された時、32人目の社員だった。現在は最高経営責任者(CEO)として、世界最大のバイオテクノロジー会社となった同社の急成長を維持する責務を担っている。主力のC型肝炎治療薬の販売鈍化をめぐる株主の懸念解消が課題だ。

  3月にCEOに就任したミリガン氏はカリフォルニア州フォスターシティーのギリアド本社でのインタビューで、「われわれは今こそ外へ出て、重要な取引を行うべき時だ」と発言。「われわれのパイプライン(新薬候補)を充実させ得る他の資産が必要だ」と説明した。

  同社のC型肝炎治療薬「ソバルディ」と「ハーボニー」は、医薬品として史上最速ペースの売り上げ成長を遂げてきた製品だが、ギリアドが先週発表した決算によれば、1-3月(第1四半期)の両製品の売り上げは他社製品との競争が響き、失望される数字となった。決算発表以来、ギリアドの株価は11%下げている。

  ギリアドには現金および現金等価物が213億ドル(約2兆2900億円)相当あり、買収に充当できる資金は潤沢だ。ミリガン氏(55)はインタビューで具体的なターゲットを明らかにしなかったが、リーリンク・パートナーズのアナリスト、ジェフリー・ポルゲス氏は、同CEOが「目立った変化をもたらす」には向こう5-10年で売り上げを50億ー100億ドル増やせる製品が必要だろうと指摘する。

原題:Gilead New CEO Says It’s Time to Go Out and Do Important Deals(抜粋)