金第1書記:北朝鮮は核保有国、主権侵害されない限り使用せず

更新日時
  • 平壌で開かれている36年ぶりの朝鮮労働党大会で発言-KCNA
  • 今年から始まる経済発展5カ年計画にも言及-詳細は不明

北朝鮮の金正恩第1書記は平壌で36年ぶりに開かれている朝鮮労働党大会で、北朝鮮が敵対勢力による核攻撃を受けなければ核兵器を使用することはないと述べ、「核兵器保有国」として対外関係改善への意欲を示唆した。

  国営の朝鮮中央通信(KCNA)が8日伝えたところによれば、北朝鮮は人工衛星の打ち上げ増加に努めるべきだと金第1書記は表明。この発言は、米国が大陸間弾道ミサイルに転用可能だと指摘する長距離ロケットの開発を望む金第1書記の意向を裏付ける。

  KCNAによると、金第1書記は「責任ある核保有国としてわが国は、攻撃的な敵対勢力の核兵器によって主権が侵害されない限り、核兵器を使用しない」と述べた。

  金第1書記は権力継承以来、国内民間企業の成長を容認。その結果、影響力が拡大している市場にどう対処すべきかとの課題に直面している。

  現代経済研究院・統一研究センターのホン・スンジク氏は金第1書記の演説後、「金第1書記は成長しつつある市場経済を突如押し戻すのは不可能だと分かっており、恐らく市場のコントロール強化を目指すだろう」と指摘。「党大会は金第1書記にとって、経済の現状を把握する良い機会となった」と説明した。

  金第1書記は演説で、北朝鮮は今年から始まる経済発展5カ年計画を策定したと述べたが、計画の詳細はほとんど明らかになっていない。また、北朝鮮は話し合いを通じ韓国との関係改善を目指すとも語った。

  ホン氏は「今回の党大会は金第1書記による国家運営の中期レビューと言える」と述べ、「自身の時代を真に切り開くためには、新たな経済ビジョンを国民に示す必要がある」と指摘した。

原題:North Korea’s Kim Says He Won’t Use Nukes Unless Attacked (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE