米金融当局は「おおかみ少年」か-債券市場で6月利上げ予想が後退

  • 先物が示唆する6月引き締めの可能性は2月以来の10%割れ
  • 4月の雇用統計を受けコールドマンなどが利上げ時期予想を変更

米金利動向に関するガイダンスにこれまで耳を傾けてきた債券市場のトレーダーやストラテジストらが、米金融当局を無視し始めている。

  先物トレーダーは米連邦公開市場委員会(FOMC)が6月に開く次回会合での利上げの可能性をほとんど排除している。米労働省が6日発表した4月の非農業部門雇用者数が市場予想を下回る伸びだったことを受け、ゴールドマン・サックス・グループとバンク・オブ・アメリカのエコノミストは、追加利上げ時期の予想を6月から9月に変更した。

  ニューヨーク連銀のダドリー総裁は同日、4月の雇用統計が自身の経済見通しを変えることはないと説明。セントルイス連銀のブラード総裁は5日、「予断を許さないライブの会合だというのが6月に関する私の姿勢だ」と述べていた。

  キャンター・フィッツジェラルドの金利責任者ブライアン・エドモンズ氏(ニューヨーク在勤)は、米金融当局は「おおかみ少年」だと指摘し、「人々は信じていない。この環境でFOMCが引き締めできるとは思われてはいない」と話した。

  雇用統計の発表後、先物が示唆する6月引き締めの可能性は2月以来の10%割れとなった。3月には最高43%に達していた。

原題:Bond Traders Reject June as ‘Live’ Meeting as U.S. Job Gains Ebb(抜粋)

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