NY原油(6日):週ベースで5週ぶり下げ、生産障害と供給超過が綱引き

6日のニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が小幅続伸。週間では5週ぶりのマイナスとなった。カナダ・アルバータ州の山火事で生じたオイルサンドの生産障害は、日量100万バレル相当を超えた。先週の米原油在庫は1929年以来の水準に積み上がった一方で、生産は8カ月ぶりの大幅減少。イランやイラクを含む石油輸出国機構(OPEC)の生産は4月に増加したと、ブルームバーグがまとめたデータで示唆されている。

  BNPパリバの商品市場戦略責任者、ハリー・チリンギリアン氏 (ロンドン在勤)は電話取材に対し、「カナダでの生産障害とその他の国での生産増がどれくらいか、市場は天秤にかけている」と指摘。「要するに、こうした予期せぬ生産障害があっても、OPECの生産増に相殺されてしまう」と述べた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は前日比34セント(0.77%)高い1バレル=44.66ドルで終了。週間では2.7%の値下がり。週間で下げたのは4月1日終了週以降で初めて。ロンドンICEのブレント7月限は36セント(0.8%)上げて45.37ドル。

原題:Oil Pares Weekly Drop as Wildfire Disruptions Battle Oversupply(抜粋)