【コラム】4月の米雇用統計で注目すべき4つの重要な点-エラリアン

簡潔に言うと、6日朝に発表された4月の米雇用統計では重要な点が4つある。

  雇用創出が相対的に弱い:4月の雇用者数は16万人増と、市場のコンセンサスである20万人増を下回った。さらに3月と2月の増加幅が合わせて1万9000人下方修正され、年初からの月間平均が19万2000人増に減った。

  統計全体が悪かったわけではない:4月の雇用統計は全てが失望させられる内容だったわけではない。特に賃金は前月比0.3%増加し、前年同月比では2.5%増となった。また長期失業者は15万人減少した。

  米金融当局の政策判断を難しくさせる:こうした強弱両方のデータにより、追加利上げのタイミングをめぐる金融当局の議論は複雑になる。この相いれないデータを受け、来月発表される5月の雇用統計は、連邦公開市場委員会(FOMC)の6月会合においてより一層重要な情報となる。

  市場は過剰反応した可能性がある:政策に関するシグナルを待たずに、債券市場は雇用統計に即座に反応し、年内の利上げ確率は急激に低下した。これは過剰反応だと私は思う。年内1度もしくは2度の利上げの可能性を排除するのは時期尚早だ。

(このコラムの内容は必ずしもブルームバーグ・エル・ピー編集部の意見を反映するものではありません)

原題:Four Takeaways From the April Jobs Report: Mohamed A. El-Erian(抜粋)

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