欧州債(6日):ドイツ国債、週間で1月来の大幅上昇-質への逃避

6日の欧州債市場ではドイツ国債が上昇。先週まで売りを浴びた流れが今週は一変、10年物利回りは週間ベースで1月以来の大幅低下となった。

  欧州債の指標とされる同国債が週ベースで値上がりしたのは4月上旬以来。原油安のほか、株式相場の下落で高リスク資産の需要が後退した。欧州委員会は今週、ユーロ圏の成長率とインフレ率の見通しを下方修正。これを受けて、欧州中央銀行(ECB)が緩和拡大に動くとの見方が強まった。この日発表された4月の米雇用者数が7カ月ぶりの低い伸びにとどまると、ドイツ10年債利回りは2週間ぶり低水準を付けた。

  DZバンク(フランクフルト)の主席市場ストラテジスト、ダニエル・レンツ氏は「5月上旬以降、ドイツ国債にはかなり大規模に資金が流れ込んだようだ」とし、「明らかなリスクオフのパターンで、それが理由で投資家は5月に入って概して慎重なのかもしれない」と語った。

  ロンドン時間午後4時25分現在、ドイツ10年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.15%。4月18日以来の低水準となる0.14%まで下げる場面もあった。前週末比では12bp低下と、1月29日終了週以来の大きな下げを記録。同国債(表面利率0.5%、2026年2月償還)価格はこの日、0.11上げ103.39となった。

原題:German Bonds’ Best Week Since January Puts Pay to Rout Concern(抜粋)

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