欧州株(6日):下げ幅を縮小、米雇用統計で利上げ観測が後退

6日の欧州株式相場は下落。米雇用者数が予想を下回ったことから米利上げ観測が後退し、指標のストックス欧州600指数は下げ幅を縮小する展開となった。

  ストックス600指数は前日比0.4%安の331.67で終了。一時は1.3%下げたものの、米国の4月の雇用者数が7カ月ぶりの低い伸びにとどまったことが発表されると、同指数は下げ幅を縮小した。市場が現在織り込む6月の米利上げ確率はゼロに近く、向こう9カ月については50%を下回った。先週時点では12月利上げの確率は58%とみられていた。

  ロバート・W・ベアード(ロンドン)で株式担当副会長を務めるパトリック・スペンサー氏は、「景気は金利を急上昇させるほど過熱しておらず、大規模な刺激策が必要なほど弱くもないという、ゴルディロックスのシナリオにほぼ戻った」と指摘。その上で「相場は2月から上昇基調が続いてきたので、利益確定の売りが多少出ているのは驚くことではない。世界景気をめぐる懸念が戻ってきつつある」と語った。

  個別銘柄では、上場ヘッジファンド会社の英マン・グループが8.6%急落。同銘柄の投資判断についてシティグループは、AHL部門の不振を理由に「買い」から「売り」に引き下げたほか、利益見通しも引き下げた。。一方、イタリアの銀行、モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナは2.4%値上がり。1-3月利益が予想を上回った。

  安全資産を求める動きから貴金属銘柄も買われた。ランドゴールド・リソーシズとフレスニーヨは共に6%強の上げとなった。
 

原題:Europe Stocks Trim Losses as Weak U.S. Data Lower Rate Rise Odds(抜粋)

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