4月の米雇用者数:16万人増、7カ月ぶり低い伸び-労働参加率低下

更新日時

米国の4月の雇用者数は7カ月ぶりの低い伸びにとどまった。また失業率は前月から変わらずだった。

  米労働省が6日発表した4月の非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比16万人増。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は20万人増だった。前月は20万8000人増(速報値21万5000人増)に下方修正された。

  家計調査に基づく4月の失業率は5%と、前月比横ばい。エコノミスト調査では4.9%への低下が見込まれていた。労働参加率は62.8%と、前月の63%から低下した。同調査が集計する自営業を含む就業者数が2013年10月以来の大幅減となったことが背景にある。

  キャピタル・エコノミクスの米国担当チーフエコノミスト、ポール・アシュワース氏は「1カ月当たり20万人を超えるペースでの雇用増がいつまでも続くことはない」とし、「経済の潜在成長率が2%未満の状況では、そうしたペースでの雇用増加は持続不可能だ」と加えた。

  4月の平均時給は前月比0.3%増(前月0.2%増)。前年同期比では2.5%増(前月2.3%増)だった。

  平均時給の伸び加速は暦が影響した可能性がある。RBSセキュリティーズやモルガン・スタンレーのエコノミストは、4月15日が今回の統計の調査対象週に含まれたことから、半月ごとに支払われる給与の増加分が反映された可能性が高いと指摘した。

  民間部門の週平均労働時間は6分伸びて34.5時間だった。

  雇用者数を業種別に見ると、小売業は3100人減と、2014年2月以来の大幅な落ち込み。1-3月(第1四半期)には15万7500人増加していた。

  建設業は1000人増と前月の4万1000人増から急減速した。娯楽・ホスピタリティ部門も2万2000人増と1年ぶりの低い伸びだった。政府部門の雇用者数は1万1000人減少した。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:Employers in U.S. Take on Fewest Workers in Seven Months (1)(抜粋)

(第3段落および8-10段落に情報を追加し、更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE