英統一地方選:スコットランドでSNPが勝利、労働党はつまずく

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英国で5日実施された統一地方選挙は、スコットランドでスコットランド民族党(SNP)が3回連続の勝利を収めた。英国の欧州連合(EU)離脱・残留の是非を問う6月23日の国民投票を前に、最大野党の労働党が支持獲得で全国的に苦戦している状況が浮き彫りとなった。

SNP leader Nicola Sturgeon waves after winning seat Glasgow Southside in the Scottish Parliament elections.

Photographer: Jeff J Mitchell/Getty Images

  スコットランド議会選(定数129)は、ニコラ・スタージョン党首率いるSNPが過半数に満たなかったものの勝利。これまで第2党だった労働党は保守党に次ぐ第3党に転落した。コービン労働党党首が有権者の審判を受ける最初の大きな選挙となったが、ウェールズの議会選で議席を減らし、イングランドの地方自治体の議会選ではまちまちの戦況だ。

  統一地方選の結果は、EUをめぐる国民投票を前に有権者のセンチメントを見極める機会でもある。世論調査によれば、スコットランドではEU残留支持派が圧倒的だが、EU離脱が決まればスコットランドの英国離脱の是非を問う2回目の住民投票実施に道を開く恐れもある。与党・保守党内でも意見が分かれるなど先行きが不透明な情勢で、EU残留を確実にする上でキャメロン首相は労働党の支援を必要としている。

  結果が最初に判明したのはスコットランド議会選で、ウェールズと北アイルランドの議会選のほか、イングランドの124の自治体の議会選の結果も待たれる。ロンドンではボリス・ジョンソン市長の後任を決める市長選が行われた。

Scottish Parliament Results 2016

原題:Scots Nationalists Win, Labour Stumbles Before Brexit Vote (3)(抜粋)

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