ゴールドマン:鉄鉱石価格見通しを引き上げ-供給増予想で警告も

  • 年内の四半期価格見通し、14-47%上方修正
  • 価格上昇は「ネガティブな結果」もたらす可能性:ゴールドマン

ゴールドマン・サックス・グループは、年内の鉄鉱石価格見通しを引き上げた。鉄鉱石は今年初めに予想外に上昇した。ただ同行は、供給が依然として増加すると予想されるため、価格が回復しても問題が継続する可能性があると警告している。

  6日受信したリポートでゴールドマンは、4-6月期の鉄鉱石価格予想を47%引き上げ1トン=55ドル、7-9月期は20%引き上げ45ドル、10-12月期は14%上方修正し40ドルとした。通年では19%引き上げた。約2週間前には、再び供給過剰が予想されるとして年末までに35ドルに下落するとの見通しを示していた。

  中国が追加景気刺激策を導入し、不動産セクターが予想外に回復したことから鉄鋼需要が拡大。鉄鉱石価格は今年に入って数カ月間に、多くの弱気見通しに反して上昇した。ゴールドマンによれば、中国の鉄鋼販売は昨年大幅に縮小し今年もさらに減少すると予想されていたため、需要改善は鉄鋼業界にとって驚きだった。一部の鉄鉱石の鉱山と港湾からの供給が減少したことも価格上昇につながったと同行は指摘する。

  ゴールドマンのアナリスト、クリスチャン・レロング氏とアンバー・カイ氏は価格上昇について、「将来、鉄鉱石セクターにネガティブな結果をもたらす」可能性があると説明。「価格が限界費用を大きく下回る可能性がある中、価格上昇が長期にわたって続けば続くほど、供給過剰に直面している限界生産者は財務状態と適応力が強まるだろう」と述べた。

  メタル・ブレティンによると、中国・青島に荷揚げされる鉄鉱石(鉄分62%)の価格は5日、前日比0.3%高の1ドライトン=60.25ドル。

原題:Goldman Sachs Combines Higher Iron Forecasts With a Warning (1)(抜粋)

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