【個別銘柄】オリンパス下落、自動車高い、シャープ急落、CTC急伸

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6日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は以下の通り。

  オリンパス(7733):前営業日比4.6%安の4010円。2017年3月期営業利益は前期比14%減の900億円の見通し。主に為替の影響で医療事業と科学事業が減益となることが響く。市場予想は1135億円だった。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、新中期計画初年度の減益ガイダンスはネガティブな印象と指摘した。

  自動車株:ホンダ(7267)が2.7%高の2951円、日産自動車(7201)が2.3%高の972.3円など。調査会社オートデータによれば、4月の米自動車販売は151万台だった。調査会社エドマンズ・ドット・コムによると、これまで11年間破られていなかった記録を塗り替え、4月として過去最高を記録した。メーカー別では日本勢が予想を上回り、ホンダ14.4%増(アナリスト予想は10.3%増)、日産は12.8%増(同10.7%増)、トヨタ自動車3.8%増(同3.6%増)など。

  シャープ(6753):8.5%安の129円。16年3月期最終赤字は3000億円に広がる見通しとなった、と共同通信が2日夜に報じた。液晶事業が低迷したことや設備の評価損が膨らむことが要因で、債務超過に陥ったとみられるという。

  ソニー(6758):3.9%安の2563.5円。SMBC日興証券は目標株価を3600円から3100円に下げた。熊本地震の被害額を暫定で1190億円織り込み、17年3月期営業利益予想を4300億円から2800億円に、来期を5050億円から4600億円に下方修正した。投資判断は「アウトパフォーム」を継続。

  伊藤忠テクノソリューションズ(4739):18%高の2520円。16年3月期営業利益は前の期比4.8%減の279億円だった。17年3月期は7.4%増の300億円となる見込み。ジェフリーズ証券では、1-3月期の売上総利益率が24.3%と、同証予想の23.3%を上回ったと評価。同社の復活を見込むのは時期尚早とはいえ、情報通信分野が寄与した順調な第4四半期業績は好印象だとした。

  サントリー食品インターナショナル(2587):7.8%高の5240円。1-3月期営業利益は前年同期比23%増の125億円だった。重点ブランドの強化や特定保健用食品など高付加価値商品への注力から、国内セグメントで前年同期を上回る販売数量を確保したことが寄与した。

  タカタ(7312):8.6%安の341円。エアバッグリコールで16年3月期に166億円程度の特損を追加計上の見通しと発表。同期業績は現在精査中という。また、米道路交通安全局は4日にエアバッグのリコール対象を最大4000万個追加と命じたことから、同国でのリコール対象は最大6900万個に拡大する。

  島精機製作所(6222):17%高の2026円。17年3月期営業利益は前期比99%増の115億円の見通し。主力の横編機事業では、東南アジア諸国連合(ASEAN)やバングラデシュ向けにコンピューター横編機の需要が拡大すると予想した。

  太陽ホールディングス(4626):5.8%安の3260円。17年3月期営業利益は前期比27%減の80億円の見通し。スマートフォンやタブレット端末などの小型情報端末や一般家電製品の販売が低調に推移するほか、円高も利益を押し下げる。想定為替レートは1ドル=105円。

  ポーラ・オルビスホールディングス(4927):4.4%高の8940円。1-3月期営業利益は前年同期比26%増の36億7300万円だった。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、インバウンド需要を大きく享受し、第1四半期で営業利益計画を10億円上回っていると推定。上期計画95億円に対する進捗(しんちょく)率が39%(前年32%)と高く、株価にポジティブだろうと分析した。

  モスフードサービス(8153):4.5%高の2972円。16年3月期営業利益は前の期比2.4倍の38億円と、従来計画の24億円から上振れたもよう。国内モスバーガー事業で価格改定から客単価が上昇した上、客数減少は想定を下回り、販売管理費の抑制も寄与した。期末配当は従来の11円から13円に増額、年間でも22円から24円に増やす。

  日本航空電子工業(6807):7%安の1297円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は17年3月期営業利益予想を210億円から150億円、来期を240億円から200億円へ下方修正した。今期については為替を会社想定より1ドル=5円の円高前提としたほか、下期を中心に会社前提がやや楽観的な事業環境に基づくとし、会社通期計画190億円を下回ると試算。目標株価は1900円から1700円に引き下げた。投資判断は「オーバーウエート」を継続。

  ロイヤルホールディングス(8179):4.9%高の2141円。1-3月期営業利益は前年同期比24%増の9億1500万円だった。訪日外国人の増加継続で「リッチモンドホテル」などホテル事業が増収増益だった上、昨年12月開業店も寄与し、原価率と人件費率の上昇が響いた「ロイヤルホスト」「てんや」など外食事業の減益を吸収した。

  リプロセル(4978):13%安の494円。16年3月期最終赤字は19億6000万円と、従来計画4億9500万円から赤字幅が拡大したもよう。米国で培養試薬製品や創薬支援製品の販売が伸び悩んだことや為替差損の計上などが響いた。  

  あんしん保証(7183):150円(19%)高の933円とストップ高。信販業のアプラスと家賃債務保証事業で業務提携すると発表した。新商品「アプラスあんしんレントギャランティ」を開発、販売チャネルの拡大を図る。

  データセクション(3905):150円(19%)高の957円とストップ高。海外での製品、サービスの人気の秘密や特徴的な使用法を人工知能によるソーシャル画像分析、口コミ分析の組み合わせから導く「利用シーン発掘サービス海外版」の提供を始めたと6日午前に発表。また、17年3月期営業利益計画は2000万円-1億5000万円(16年3月期は前の期比67%減の2800万円)のレンジと2日に公表した。

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