シャープ株が7週間ぶり下落率、前期純損失3000億円規模-関係者

  • 前営業日比10.6%安の126円まで売られる
  • 3月末時点で債務超過に陥ったとみられる-共同

経営再建中のシャープの株価は6日、7週間ぶりの日中下落率となった。事情を知る関係者によると、前期(2016年3月期)の純損失が3000億円規模に膨らんだもようだ。

  シャープ株は一時、前営業日比10.6%安の126円まで売られ、3月16日以来の日中下落率となった。午前10時6分現在は同8.5%安の129円。

  共同通信は2日付で、前期の純損失が3000億円規模に広がる見通しとなり、3月末時点で債務超過に陥ったとみられると報道していた。液晶事業の不振で経営危機に陥ったシャープは、台湾の鴻海精密工業の傘下に入ることが決まっている。鴻海はシャープが第三者割当で発行する新株を総額約3888億円で取得し、全体の66%を保有する筆頭株主となる。

  シャープ広報担当の植村豊土氏は、前期純利益および純資産に関し、「構造改革に伴う損失処理などについて現在精査中であり、公表できる段階ではありません」と述べた。