ブラジル国債を「BB」に格下げ、見通し「ネガティブ」-フィッチ

  • ムーディーズやS&Pよる格付けと同水準に並ぶ
  • 今年のブラジル経済について、フィッチはマイナス3.8%成長と予想

格付け会社フィッチ・レーティングスは、ブラジル国債を再び格下げした。予想より悪化しているリセッション(景気後退)と政情不安を理由に挙げた。アウトルック(格付け見通し)は引き続き「ネガティブ(弱含み)」とした。

  フィッチはブラジルの格付けをこれまでの「BB+」から「BB」に1段階引き下げ、S&Pグローバル・レーティングスおよびムーディーズ・インベスターズ・サービスによる格付けと同水準とした。これによりブラジルの格付けは、クロアチアやボリビア、パラグアイ、グアテマラと並んだ。フィッチは昨年12月にブラジルを格下げしたばかりだった。

  フィッチのアナリストらは「政治的不確実性の高さや信頼感低下、労働市場の悪化、海外からの強い逆風が、深刻な景気縮小が続く状況に反映されている」と指摘した。ブラジルの財務省と中央銀行は格下げについてはコメントしないと回答した。

  ブラジル経済について、フィッチは今年が3.8%のマイナス成長、2017年はプラス0.5%成長になると予想。政府の債務負担は17年までに国内総生産(GDP)比80%近くに達すると想定している。

原題:Brazil Cut by Fitch, Outlook Negative on Political Gridlock (1)(抜粋)

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