バリアント、医薬品価格設定の監督委を新設-パパ新CEOの下

  • 価格設定での過ちを絶対に繰り返さないよう力を尽くす-パパ氏
  • CEOが委員長を務め、社員や医師、研究者らで構成

カナダの製薬会社バリアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナルは医薬品の価格設定を監督する委員会を設置した。ジョゼフ・パパ新最高経営責任者(CEO)の下での戦略見直しの第一歩となる。

  5日の発表資料によると、新たに設けられた「患者アクセス・価格設定委員会」は取締役会が統括する。パパCEO自らが委員長を務め、バリアントの社員や医師、研究者らが構成メンバーとなる。

  数カ月にわたって混乱が続いていたバリアントでは、取締役会の刷新を経てパパ氏が今週CEOに就任した。同社は古くて安価な医薬品の権利を取得後に価格を大幅に引き上げるといった手法をめぐり調査を受けており、米国の薬剤費高騰問題で象徴的な存在となっている。

  パパCEOは発表資料で「バリアントは過去に医薬品価格の設定方法でミスを犯した。われわれはこうした過ちが絶対に繰り返されないよう力を尽くす」とした上で、「この新委員会は当社の医薬品価格設定の検証で規律あるアプローチを取り、患者や医師、医療業界パートナーへの影響を考慮する」と説明した。

  同社の株価は通常取引終了後の時間外取引で一時2.2%安となった。昨年8月のピークからは85%余り下落している。

  同委は具体的には心疾患治療薬の「ニトロプレス」と「イスプレル」など米議会調査の焦点となった4つの医薬品を取り上げる。バリアントはニトロプレスとイスプレルの価格を取得後間もなくそれぞれ525%、212%引き上げた。

原題:Valeant Forms Committee to Oversee Drug Prices Under New CEO (1)(抜粋)

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