商品は強気相場入り目前-シティは上昇を予想、ゴールドマンは弱気

  • 市場関係者の声や投資資金急増、商品相場の最悪期終了を示唆
  • 商品相場上昇を見込む投資は2014年以来の高水準

商品市場の強気派にとってようやく安心できる時が来たのかもしれない。

  市場関係者の声や投資資金の急増が商品相場の最悪期は終わったことを示唆している。先陣を切ったのはシティグループだ。同行のアナリストらは2012年に、需要が拡大し価格が上昇する商品市場のスーパーサイクルが終了したと宣言した。今は、ドル相場の下落と中国経済の安定化により大半の市場が底入れしたとの見方を示している。

  中国の需要鈍化や大半の金属や穀物、エネルギー製品の世界的な供給過剰で商品価格は5年連続で下落していたが、現在では強気相場入り目前の状態だ。ただ、皆が暗雲が晴れると予想しているわけではない。ゴールドマン・サックス・グループは「ファンダメンタルズ(需給関係)の持続可能なシフト」が予想されるわけではなく、米利上げを理由に商品市場は弱気の状態が続くとの見通しを示している。一方、ヘッジファンドは引き続き楽観的な見方を示している。相場上昇を見込む投資は14年以来の高水準に達した。

  約40億ドル(約4300億円)を運用するフルクラム・アセット・マネジメント(ロンドン)の商品調査ディレクター、フィオナ・ボール氏は「どちらかと言えば、商品市場全体が底入れした可能性が高い」と指摘。「さらに重要なのは恐らく、安値局面に続いて必要とされていた大規模な供給面の反応の一部がスタートしているということであり」、それによって鉱山や農場、油田の生産削減が余儀なくされつつあるとの見方を示した。
  
原題:On Bull-Market Brink, Citi Sees Commodity Gains as Goldman Jeers(抜粋)

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