ブラジル株:ボベスパ指数下落-政権交代は予想以上に困難との見方

  • 消費関連株の下落がボベスパ指数の下げに響く
  • 航空会社ゴルは急落-債権団が債務再編案に反対と関係者

5日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数はこの6営業日で5回目の下落。新たな政治的混乱で、政権交代は予想以上に困難との懸念が強まった。

  ブラジル最高裁は5日、ブラジル石油公社(ペトロブラス)をめぐる汚職に関与したとされる大物政治家、クーニャ下院議長に議員としての一時的な職務停止を命じた。検察当局によれば、クーニャ氏は議長の地位を利用して汚職捜査の妨害を図ったとされる。

  証券会社エリチ・コレトラ(リオデジャネイロ)のエコノミスト、エルツ・フェルマン氏は「新政権の誕生に全ての関心が集まっている。政治的コンセンサス構築への雑音や後退は市場をより慎重にさせる。ボラティリティは一層高まるだろう」と指摘した。

  ボベスパ指数は前日比1.7%安の51671.04で取引を終了。指数を構成する59銘柄のうち46銘柄が下落した。内需に依存する大学運営のエスタシオ・パルチシパソンエスとクロトン・エデュカシオナルの下げが目立った。エスタシオは6.6%、クロトンは5%それぞれ下落。また、航空会社ゴル・リニャス・アエリアス・インテリジェンテスは17%急落。事情に詳しい関係者によると、同社の債券保有者グループは債務再編案が不公平だとして同社との交渉のため米投資銀行のフーリハン・ローキーを起用した。同社株は4日、債務再編案の発表を受けて28%上昇していた。
  
原題:Ibovespa Declines as Political Tension Fuels Impeachment Doubts(抜粋)

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