米ニューズ:1-3月期利益は予想に一致-広告収入減を不動産が補完

  • 売上高は18億9000万ドル、市場予想下回る
  • トムソンCEO:決算は期待外れ、ニュース部門の広告事業は厳しい

米メディア企業、ニューズ・コープの1-3月(第3四半期)決算は、利益がアナリスト予想に一致した。広告収入が減少したものの不動産事業のデジタル収入が補完した。

  5日の発表資料によると、一部項目を除く1株利益は4セントで、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均と同水準だった。売上高は18億9000万ドル (約2028億円)と、アナリスト予想の平均(19億3000万ドル)を下回った。

  資産家ルパート・マードック氏が経営権を握る同社はウォールストリート・ジャーナル(WSJ) 紙やニューヨーク・ポスト紙を発行しているが、オンライン版を利用する読者が増え印刷事業収入が減少していることから、デジタル収入や海外収入の拡大に取り組んでいる。

  ロバート・トムソン最高経営責任者(CEO)は発表資料で、今回の決算が「期待外れ」となったのは、訴訟和解金や為替相場の変動、ニュース部門の「広告事業の厳しい状況」が要因だと説明した。

  同社の売上高の約3分の2を占めるニュース部門の売上高は9%減の12億3000万ドル。ニュース部門の広告収入は15%減。一方、不動産事業の収入は14%増の1億9400万ドル。

  1-3月期の純損益は1億4900万ドルの赤字。前年同期は2300万ドルの黒字だった。

  ブルームバーグ・ニュースの親会社ブルームバーグ・エル・ピー は、金融ニュースや情報サービスの提供でニューズ・コープと競合関係にある。

原題:News Corp. Profit Meets Estimates as Real Estate Offsets Ad Drop(抜粋)