米テスラ、資金懸念と生産目標達成への疑念で株価下落

  • 資金調達は「理にかなう」とマスクCEO
  • アナリストは、強気の目標は失望につながると指摘

大幅な生産拡大を目指している米テスラ・モーターズは、今年のキャッシュフローがプラスになるとの従来の見通しを修正、おそらく資本調達が必要になると発表した。これを嫌気し、ニューヨーク市場での株価は約5%値下がりし、211.53ドルで終了した。

  同社は年間50万台の生産目標の達成時期を2年前倒しすると発表。これを受けて株価は一時上昇したものの、強気な生産目標と資金に対する懸念が広がって反落に転じた。

  テスラは株主に宛てた4日付の書簡で、新たな生産目標の達成のため、今年の設備投資額は当初計画の15億ドル(約1600億円)よりもおよそ7億5000万ドル増やす必要が恐らくあるだろうと説明。

  UBSのアナリスト、コリン・ランガン氏は、約20億ドルの資本調達によって現行株主にとっては約7%の希薄化につながるとして、「結論から言うと、新たな生産台数目標は強気過ぎ、投資家に失望をもたらすものだ」とリポートで指摘した。

  4日行われたアナリスト向け電話会議でイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、「顧客からの予約金にはあまり頼りたくない。それらは予備的なもので主要な資金源とはならない。株式と債券の組み合わせで、必要な金額より余裕のある資金を調達することが合理的だと考えている。わが社のリスクを減らすことが重要だ」と述べた。

原題:Tesla Falls on Cash Concerns, Doubt About Manufacturing Goals(抜粋)