米国株(5日):ほぼ変わらず、小売株安い-雇用統計控え

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5日の米国株はほぼ変わらず。エネルギー株が反発したものの、小売株やディフェンシブ銘柄が下げた。6日は4月の米雇用統計が発表される。

  Lブランズは下落。第1四半期の暫定集計値が予想を下回ったことが嫌気された。公益事業株や通信株も安い。電気自動車のテスラ・モーターズは5%安。UBSグループがテスラの新製品目標を「あまりにも楽観的だ」と指摘した。石油・天然ガス株は上昇。この日のニューヨーク原油先物相場はバレル当たり44ドルを上回った。

  S&P500種株価指数は1ポイント未満低下して2050.63。 ダウ工業株30種平均は9.45ドル高の17660.71ドル。   

  ペンション・パートナーズ(ニューヨーク)の調査ディレクター、 チャーリー・ビレロ氏は、「2月の安値から大きく反発した後で、センチメントは想像以上にネガティブだ」と述べ、「これまでに株価が大幅に上昇しており、翌日には雇用統計の発表も控えた中で、これはある種の正常な消化、あるいは値固めと言えよう」と続けた。

  金利先物トレーダーの間では6月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で利上げが決定される確率はわずか10%しか織り込まれていない。米雇用統計の結果が経済成長や政策金利の軌道に影響する可能性がある。

  米労働省発表によると、4月30日終了週の新規失業保険申請件数は前週比1万7000件増の27万4000件。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は26万件だった。4月には24万8000件と、1973年以来の低水準を記録した。6日の米雇用統計では20万人の雇用増が見込まれている。前月は21万5000人の増加だった。

  S&P500種採用銘柄のうち四半期決算を発表したのは3分の2を超えた。このうち利益が市場予想を上回ったのは約75%、売上高が予想を上回ったのは55%だった。アナリストの予想では第1四半期決算は8.2%の減益が見込まれている。

  ランジェリー店チェーン「ビクトリアズ・シークレット」を持つLブランズは12%安。衣料品のアーバン・アウトフィッターズやギャップなども下げた。フィットネス管理機能を備えたウエアラブル端末を製造するフィットビットは急落。同社の利益予想が市場予想に届かなかった。

  一方、クラフト・ハインツは3.7%上昇。四半期利益が予想を上回ったことが好感された。ヤフーも高い。同社が出資する電子商取引で中国最大手のアリババ・グループ・ホールディングの四半期売上高が予想を上回った。

原題:U.S. Stocks Little Changed Before Jobs Data as Retailers Slump(抜粋)

(第2段落を加え、第5段落以降を追加します.)
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