アジア・太平洋株式サマリー:H株が4日続落-中国、インド株は上げる

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。

【中国・香港株式市況】

  香港上場の中国本土株は4営業日続落し、4日間の下げ幅としては3カ月で最大となった。成長停滞懸念が広がり、金融株とエネルギー銘柄などが売られた。

  ハンセン中国企業株(H株)指数は前日比0.8%安。上海総合指数は0.2%上げた。香港市場では2カ月ぶり安値となった中国人寿保険を中心に保険株が下げた。またゴールドマン・サックス・グループが住宅価格は20%下落するとして香港不動産株の投資判断を引き下げたことも嫌気され、新世界発展を中心に不動産開発会社が売られた。財新伝媒とマークイット・エコノミクスがこの日発表した4月の中国サービス業購買担当者指数(PMI)は51.8と、3月の52.2から低下した。

  スタンダードチャータードのストラテジスト、オードリー・ゴー氏 (シンガポール在勤)は、「商品相場の反発と経済安定の兆候を材料にした前回の上昇の勢いが失速するのに伴い、市場は値固めの局面に入った」と分析。「また相場が下落しがちな夏季に向かいつつある。投資家が市場に戻る前に、企業業績の改善と経済指標の安定化がどうなるかを見極める必要がある」と指摘した。

  H株指数は8626.73で引けた。上海総合指数は2977.84で終了。香港に重複上場する銘柄の本土での価格プレミアムを示すハンセン中国AHプレミアム指数は4日続伸と、今年最長の上げとなった。

(上海総合指数のグラフ:SHCOMP <Index> GP YTD)
(ハンセン指数のグラフ: HSI <INDEX> GPO)

【インド株式市況】

  5日のインド株式相場は反発。工業株と不動産銘柄の上げが目立った。指標のS&P・BSEセンセックスが3週間ぶり安値まで下げていたため、最近の相場下落が行き過ぎとの見方が広がった。

  住宅金融のハウジング・デベロップメント・ファイナンス(HDFC)が構成銘柄の中で上昇率首位。同社は生命保険合弁事業の新規株式公開(IPO)に向け、幹事銀行を選定した。発電機メーカーのバーラト重電機は約2カ月ぶりの大幅安から上げに転じた。時価総額でインド最大の製薬会社サン・ファーマシューティカル・インダストリーズは続伸。同業のルピンとシプラも買われた。

  センセックスは前日比0.6%高の25262.21で終了。世界的な景気減速不安に加え、米利上げが高リスク資産の需要を後退させるとの懸念再燃を受け、同指数は前日まで3営業日続落し3週間ぶり安値に沈んでいた。

(S&P・BSEセンセックスの動向: SENSEX <Index> GPO D)

【オーストラリア株式市況】

  S&P/ASX200指数は前日比0.2%高の5279.06。

(S&P/ASX200指数のグラフ: AS51 <INDEX> GP)

【韓国株式市況】

  5、6日の韓国株式市場は祝日のため休場。9日に取引は再開される。

(韓国総合株価指数の日中価格グラフ: KOSPI <INDEX> GIP)

【台湾株式市況】

  加権指数は前日比0.2%安の8167.96。

(台湾加権指数のグラフ: TWSE <INDEX> GP D)

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